「タマリバの経典(仕事の時間編)」は、タマリバのコンセプトをもっと深く知りたい方向けの「タマリバの経典」よりも、さらにもっと深く知りたい方向けに、「仕事の時間の使い方」というテーマに絞った詳細編です。
なので、もし未読の方は、ぜひ「タマリバの経典🥚」から読んでいただけると嬉しいです。
ちなみに、「仕事の時間編」は、「タマリバの経典🥚」の中で書いた以下の内容を前提に、説明していきます。
・大事なのは「やってみる」
・そのためには、余白をつくる、ポートフォリオを組む
では、「仕事の時間編」どうぞ。
「一球入魂型」か「ポートフォリオ型」か
人生の時間の使い方について考え始める際に、まず分岐するのは、一球入魂するか、ポートフォリオをつくるか、という選択。
ここで言う「一球入魂」というのは、人生の大半の時間をかけて、ひとつのことにチャレンジすること。今の人生フェーズが、一球入魂すべきタイミングなのかどうかを見極めたほうが、人生を考えるという意味では、後々考えやすくなる。
もし、「これに一球入魂するんだ」というものが見つかり、「一球入魂したい」と心から思えているなら、思いっきり突き進んで欲しい。
これは年齢とは関係なく、それを見つけられているか、と、心からそれに打ち込みたいと思っているか、が判断基準になる。
一方、「ポートフォリオ」というのは、一球入魂せずに、いくつかのことに時間を配分して、「並行して」楽しむこと。
ただ、こちらを選ぶ際に注意してほしいのは、「一球入魂できるものが見つからなかったから、ポートフォリオ型を選ぶ」というネガティブな選択ではないということ。それは明確に違う。
「人生を様々なことで彩りたい」「1回の人生なのだから、できるだけたくさんのことを楽しみたい」とポジティブに思えているかがポイントで、「一球入魂したいのに」と後悔しながらポートフォリオを組み上げるとうまくいかない。
ちなみに、この分岐は一度選んだら変えられないわけではなく、「今はどちらでいくべきなんだろう」と考えながら進むものなんだと思う。
逆に言えば、人生に悩んだら、まずこの分岐から考え始めることをおすすめしたい。
ポートフォリオ型を選んだなら守るべきルール
ポートフォリオをつくる際の絶対条件は、一球入魂しないこと。これは必ず守らなければいけないルールになるはず。
なぜなら、一球入魂型を選んでないから。
ポートフォリオ型は、いくつかのことを並行して楽しむことなので、「絶対に」ひとつのことに時間を投入しすぎてはいけない。
「ひとつのことに時間を投入しすぎたい」と思うということは、つまり「一球入魂する」ということだから、そうなら一球入魂型の人生として考えたほうがいい、という話。
なので、ポートフォリオをつくるなら、やりたいことを、それぞれどれだけの時間の中に「抑えたほうがいいか」という時間配分の作戦が必要になる。
仕事にどれだけの時間を使いたいか
時間配分を考えようとしたときに、大きく時間を占めてしまうのは、仕事の時間。
特に、週5日の仕事に就いているなら、どうしても仕事の時間が他の時間を圧迫する。
ここで改めて考えたいのは、この仕事に一球入魂したいかどうか。この仕事に時間をフル投入したいと思うなら、その前提(つまり一球入魂型)で考えたほうがいい。
もちろん一球入魂しても少しは時間が余る。余った時間で余暇を楽しむという考え方が、一球入魂型。
けど、そうではないなら、つまりポートフォリオ型でいくなら、仕事に使う時間を計画しておきたい。残業しない、とか、残業は何時まで、とか。
もちろん仕事なので、計画どおりにいかないときもあるけど、ずるずると時間を使うのではなく、8割〜9割は、計画を守れるようにしたい。
少なくとも、仕事の時間を計画した時間に「抑えたほうがいい」という前提を忘れないことが、とても大切。油断すると忘れてしまいがちなのが仕事なので。
なので、この「時間を抑える」ためのスキルを育てるのも、ポートフォリオ型のやることのひとつ。
ちなみに、仕事に週5日は使いすぎだと思うなら、それを減らすことも検討していいと思う。大事な仕事なので、軽はずみに辞めるべきだとは言わないけど、今の時代、色んな働き方が広がってるはずなので、どんな選択肢があるかは知っておいて損はないはず。
少なくとも、「仕事に時間を使いすぎてると感じていること」に目を向けてあげて、「時間を減らせる選択肢を探し始める」ことが重要。
頑張りすぎてしまうということ
仕事の時間を少なくしようとしても、頑張りすぎてしまうという人もいると思う。
けど、それはあなたのせいではない。
それがあなたのいいところであり、それを求められてしまっている感がある、という面もあるのではないだろうか。
結果的に、頑張りによって成長や評価が得られている感もあるのではないだろうか。
そんな「感」をつくりだすのが、仕事というものが持つ大きな特徴のひとつなので、どうしてもその「感」に引っ張られてしまう。それが仕事というものだから。
しかし、あえて極端に言えば、そんな成長や評価はあきらめてもいい。
もちろん、下げる必要はないし、成長や評価を目指してはいけないというわけではない。
無理して上げようとしなくてもいい、という話。
きちんと言えば、過剰に時間をかけないとそれ以上成長できないのであれば、評価されないのであれば、その「それ以上の部分」はあきらめてもいいのではないだろうか。
逆に言えば、「仕事に使いたい時間」の中での成長や評価てあれば、存分に高めるべきだし、むしろその時間の範囲内で最大化したいものだと思う。
であれば、頑張りすぎる、つまり時間の長さだけを拠り所にするのではなく、時間の中の「質」を求めたい。
そのためには、自分はこれを求められている、自分はこういう仕事ができる、ということの把握が必要。
その把握ができていれば、この時間でこれをやれば求められていることに応えられるし、さらに余った時間でこれをしておけば求められた以上のことができる、と計画できる。
そうすると、時間の使い方として健全になる。
つまり、仕事に使いたい時間を設定する。仕事に対する自分の「合格点」を把握する。それらを決めてから仕事に取り掛かる。
それらにより、頑張りすぎる自分から脱却する。
これが、頑張りすぎることを求めてくる仕事というものとの距離のとり方だと思う。
頑張りすぎてもいいことない
ここで、あえて、頑張りすぎることでおきる「病状」を挙げておきたい。少し怖い話に聞こえるかもしれないが一読してほしい。そして、頑張りすぎてはいけないんだと、心に強く留めてほしい。
頑張りすぎることでおきる「病状」:
- 精神的余裕がなくなる
- なんで自分は評価されないんだと他人の負の部分にばかり目がいく
- なんで自分に合わせてくれないんだと自分中心に物事をみてしまい客観視できなくなる
- 周りの動きに目がいかなくなり言動がチームや場に合わなくなる(コミュニケーションが非効率になる)
- 結果、目標を見失い足を引っ張ることになったり自分の生産性も下げる
- 未来のための行動がとれなくなる、チャンスを逃す、スキルアップできない(引き出しや視点の幅が増えない)、単一視点的になり多面的に見れないのでもっと非効率に頑張らなきゃいけなくなる
- 精神的健康を害する、結果、身体的健康も害する
など。
ざっと挙げてこれくらいある。
他にももっとあるはず。
繰り返しだけど、
頑張りすぎてはいけないんだと、心に強く留めてほしい。
仕事の時間から余白をつくるために
ラクするために頑張る
仕事はサボってはいけない。頑張ったほうがいいときもある。
けど、その上で、ラクするのは構わないはず。
サボって、仕事の品質を落としてはいけないが、
ラクして、「仕事の品質が上がる」なら構わないはず。
つまり、できるだけ少ない時間の中で、仕事で求められていることに対し、自分のできることを最大化すればいい。
ただ、一球入魂かどうか、に近いけど、今頑張り時、というときは、ラクすることを考えると邪魔になってしまう。頑張り時は思いっきり頑張ったほうがいい。
そうではなく、他にも色々やりたくて、やったほうがいいタイミングで、時間の余白が欲しいときは、ラクするために頑張らないといけない。
では、そんなラクするために頑張ろうとした時に、ラクする方法はいくつかあるが、
一番よいのは、早めに、人の力を借りること。
変な話に聞こえるかもしれないが、自分のできることを最大化するためには、自分だけで頑張りすぎないことが必須。
けど、他の人の時間を邪魔しては本末転倒。
なので、「早めに」声をかける。余裕をもっておく。相手の手が空いたタイミングを待ってから相談できたら、相手の時間の邪魔にはならない。
このためには必ず、「とりかかる前に」、求められていることを把握して、そのために自分が何をすべきか計画する。そうすると、「この人にこれを頼みたい、相談したい」というのが見えてくる。
それを、見えた段階で、最速で、声をかけておく。
これができると、本当に仕事がラクになるし、成果が最大化する。
だから計画が大事。ラクするために計画する。
仕事に限った話ではないが、時間をかけすぎてしまいがちな仕事では、より大事なことになる。
そしてもうひとつ。
ラクするために、早めに人の力を借りるために、必要なことがある。
誰が何をしているか、を把握しておくこと。
これができていると、人の力を借りやすい。
誰に何を相談すればいいか、誰にどんな力を借りればいいか、がわかるから。
だから、そのためにコミュニケーションをとっておくと、後々ラクになる。
日々、計画する。日々、コミュニケーションをとる。
結果、定めた時間のなかで、自分のできることを最大化できる。
仕事をラクにしよう。
人の力を借りると、成果も上がる
人の力を借りると、ラクすることもできるか、本質的には、自分だけではできないことができるようになる。
あたりまえだけど。
単純に言えば、自分だけで取り組んでいたら「1人分」の成果だけど、誰かの力を借りたら「2人分」になるし、手伝ってもらう人数が増えれば成果も上がる。
まあ、手伝ってもらう人の、ほんの少しの時間を借りるだけなので、人数分成果が増える、というものではないけど、逆に、「すごい調べないとわからなかったこと」を知っている人がいたら、自分だけでの仕事量の倍どころではない。
これが人の力を借りることの最大のメリットで、人には必ず、自分には知らないことや持っていない能力があるわけで、それを存分に借りることができたら、出せる成果は思いっきり最大化する。
そして、これは仕事だけに限らず、趣味やその他やりたいことをやってみるときにも効いてくる。
限られた時間の中で、色々なことを並行してやろうとするなら、人の力を借りることは必須になる。
最終手段は旅をする
さて、人の力を借りても、それでも仕事に忙殺され、時間の余白が作れない場合は、旅に出よう。
仕事とうまく距離をとるためにも、人生でいくつかのことを並行して楽しむためにも、自分を客観的に見返したり、自分のまわりを俯瞰してみたり、そういう時間が必要になる。
そんな時間が仕事に忙殺されてとれないときは、休暇をとり、旅に出よう。
何はともあれ、客観と俯瞰がないと、ポートフォリオ型つまりでいくつかのことを並行して楽しむ人生は選べない。
一球入魂型で今は行くんだと選んだのであればそれでもよいかもしれないが(それでもよくないかもしれないが)、
もし、ポートフォリオ型を選びたいのに、仕事に忙殺され、普段から時間の余白がつくれず、さらには休暇もとれない仕事なのであれば、その時は、今の仕事を変えるために動き出したほうがいい。そのために、今すぐに誰かに相談しにいくべきだと思う。
