「タマリバの教典(人間関係編)」

タマリバの教典

「タマリバの教典(人間関係編)」は、タマリバのコンセプトをもっと深く知りたい方向けの「タマリバの教典」よりも、さらにもっと深く知りたい方向けに、「誰とどう関わるか」というテーマに絞った詳細編です。

なので、もし未読の方は、ぜひ「タマリバの教典🥚」から読んでいただけると嬉しいです。

ちなみに、「人間関係編」は、「タマリバの教典🥚」の中で書いた以下の内容を前提に、説明していきます。
・大事なのは「やってみる」
・そのためには、ポートフォリオという作戦のもと、新しいことに興味を持つことが大事

では、「人間関係編」どうぞ。

「やってみる」ためには「人間関係」が大事になってくる

これまで書いてきたとおり、人生って「わからない」という前提であれば、老後に「やっておきたかったと思うかもしれないこと」を「今からやっておけないか」と模索し続けたいよねと思うと、常に、新しいことに興味をもっていたい、となる。

そして、新たに興味持ったことに、気軽に、思うがまま、「やってみる」という軽い感じが、特に40−60代にとってはちょうどいいと思うと、色んなことを「やってみる」という時間を持ちたい。

そのために、時間とお金の余白を確保する必要がある、という話は、「仕事の時間編」「お金編」にあるとおりだけど、もうひとつ、「色んなことをやってみるための人間関係」が大事になってくる、というのが、今回の話。

「人間関係」とは

「人間関係」というと身近な家族や友達のことを思い浮かべるかもしれないが、ここで言う「人間関係」とは、世界、日本、会社、学校、家族、友達、SNSやネット上のつながりなど、いろんなスケールで自分の周りに存在している「人間の集まり」を指している。

そして、個々人にとっては、その都度、時と場合によって切り替わる「接続先」のようなものなので、その人たちとの付き合い方だけではなく、今、自分はどんな「接続先」と、どんな距離感で関わるかという「その時々の選択」も含めて「人間関係」となる。

なので、「色んなことをやってみるための人間関係」というのは、「やってみる際に必要となる、接続先と距離感の選択」ということになる。

「やってみる」ために、なぜ「人間関係」が必要か

さて、「新しいことに興味持って、軽い感じでやってみる」わけだが、いざ、新しいことに興味持とうとしても「自分の中だけで考える」だけでは、とても難しいことに気づく。

なぜなら、思考しようとすると、基本的には「今までのことに収束」させたいという力が強く働くからだと思う。

例えば、今、趣味があるなら、その趣味を継続していくことだけに集中してしまいがちだし、
もし趣味がなかったら、趣味がない人生に落ち着こうとしてしまいがち。

余白をつくりたいのはわかるけど、余白なく駆動している今の人生をそのまま走らせ続けようとしてしまいがちだし、
「今の状態がベターなんだ」と言い聞かせる「論理」を自分の頭の中で固めちゃいがちで、その「収束を崩すような発散の思考」を、どうしても避けようとしてしまう。

そこからなんとかして抜け出なければ、と思うかもしれないけど、これは思考の特性としてある程度は仕方がないんだと思う。

なので、この「収束」の力に、自分だけで立ち向かうのは、なかなか大変。

そこで、

そんな強烈な力に立ち向かうために、「こういう面白いことがあるよ」という刺激を、「常に」仕入れ続けてくれる人の存在が、これからとても貴重で大切になってくるはず。

つまり、「収束」に対抗してくれる「発散」のパワーを引き出してくれる「どんどん新しい世界を見せてくれる人たち」という人間関係に、これからはスポットを当て始める必要があると思うのだ。

その人たちが持つ「ポジティブな空気」

そして、「どんどん新しい世界を見せてくれる人たち」は、単にいろんなことにアンテナを張ってるだけではなく、「ポジティブな空気をまとっている」という特性を持っていることが多い。

「どんどん新しいことをやってみるって、いいよね」「そんな人生、楽しいよね」という空気、そんな空気をまとっているゆえ、こちらの「やってみたこと」に対しても、「今度それ始めたんだ、面白そう」「話きかせてよ」と、「発散」を肯定的な空気に包んでくれる。

この空気がものすごく大事。

反対に、「やってみる」ことを止めてしまう大きな原因は、「収束したネガティブな論理」だと思う。

「それやっても意味ないよ」とか、
「やり始めたことをもう少し続けた方がいいでしょ」とか、
「そんな稼げないことやらないほうがいいよ」とか、
「それやるとこんなリスクがあるでしょ」とか、
などなど・・・・

このような、否定しようとする論理、停滞させようとする論理、「やってみる」を止めようとする論理は、どうしても強い力を持ってしまう。

そんな「こっちにきて一緒に停滞しようぜ」という強い力に引っ張られると、「新しいことに興味持って、軽い感じでやってみる」ことにまったく踏み出せなくなってしまう。

それは、この人生においては、ものすごくもったいない。

時間は限られていて、その中でも余白をつくって、「新しいことに軽い感じで次から次へとどんどんやってみよう」とするなら、「ポジティブな空気をまとった人たち」をまわりに集めていくことは、もはや最優先と言っても過言ではないかもしれない。

「ネガティブな論理」によって「悩み」が自己生産されて、停滞する

実は、「ネガティブな論理」は、人に言われることだけでなく、自分の中で発生してしまうことも多い。

普段から否定的な会話を聞いていたり、SNSで否定的なコメントを見続けたりしていると、別に何かを言われたわけじゃないのに、「こう思われるんじゃないか」「否定されちゃうかもしれない」と察してしまうことで、「悩み」を自己生産しちゃって、停滞していることがある。

これも、ものすごくもったいない状態。

だが、そうならないように、と、その悩みに向き合って早めに解決しておきたいとしようとするのも、逆効果で、悩みを深めてしまう結果になりうる。

個人的には、それよりもむしろ、悩みをいったん置いておき、次の悩みを発生させるようなこと、つまり次の「やってみる」をどんどん増やして行った方が、結果的に悩みを薄めることになる気がしている。

悩みが出ても、次の「やってみる」をやって、また悩みが出て、それでも次の「やってみる」をやって、また悩みが出て、と、どんどん悩みを増やしてくと、以前の悩みが、相対的に小さくなる。

言ってしまえば、「ネガティブな論理」に収束する前に、発散させていく、ということなのかもしれない。

ちなみに、自分の人生を思い返してみて、どうだろうか。

5年前とか10年前の悩みって、ほぼ忘れてしまってはいないだろうか。

悩みってそういうものな気がする。

悩みは悩みで上書きすると、以前の悩みがどんどん薄まる。そんな説を個人的には推したい。

とかく、直接言われるものだとしても、自分の中で察してしまって自己生産してしまったものだとしても、「ネガティブな論理」に収束してしまう前に、自分の「やってみる」を押し進めてくれる「安心させてくれる空気」が大切になってくる。

悩みも、そんな空気が吹っ飛ばしてくれるはずなのだ。

大事なのは同調ではなく「空気」

ただ、ポジティブな空気の人間関係、といっても、「唯一ベストな人やコミュニティを見つけるべき」と主張したいわけではない。

常に、新しい面白いことを発見することが大切なのであれば、むしろ「人間関係」は複数多様に、しかもそれらはその都度入れ替わりながら、関わる距離感もその時々で変わえていくほうがいいはず。

「人間関係」つまり人が集まって時間が経つと、価値観が「収束」していく。
なので、ひとつの「人間関係」だけに依存してしまったり、距離感が固定的になってしまうと、自分の価値観が「収束」してしまう。

そうなってしまっては、たとえその「人間関係」がポジティブな空気をまとっていても、自分として「新しいことに興味を持つ」ことが難しくなってしまう。

「価値観」も「人間関係」も、「収束」させないで「分散」させておいたほうがいい。

だって、別に人生って、「こうしなきゃいけない」とか「こうしちゃいけない」ということがあるわけではないし、「やりたいこと」が絶対必要なわけでもないし、「自分の考えをしっかり持つこと」も絶対必要なわけでもない。

とにかく、

気軽で、思うがまま、気ままに「やってみる」という時間を大切にしたいからこその「ポジティブな空気」なのであれば、

気軽で、思うがまま、気ままに「その時々で、その距離感を自由に使い分けられる、「複数多様な人間関係(色んな接続先)」を、それぞれがそれぞれの好みに合わせて、常に発散的に、つくっていくべきなのだと思う。

まとめ

「やってみる」ために必要な「人間関係」とは、「誰と仲良くするか」だけではなく、「どんな空気に接続し、どんな空気から距離を取るか」という選択であり、

その選択のために必要なのも「やってみる」こと、というわけで、

自分に合った「やってみる」を探すことと、自分に必要な「人間関係づくり(空気づくり)」は、同時に、かつ変化させながら、進めていくものなのだと思う。

そして、

そんな活動を共にする「空気」を、タマリバではつくっていきたいし、その空気のもとで、色んな人の「やってみた」や「人間関係づくり」が集まってくるといいなと思う。

  • 人生を変えてくれる「唯一」を探す必要はない
  • その時々で、自分を少し発散させてくれる人や場に出会い続けること
  • その積み重ねが、結果として人生を豊かにしていくのだと思う

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